
ドックでの整備を中心に、地方や
海外など様々な場所でスキルを発揮
ドックでの整備作業には、定期的なものと突発的なものがありますが、AOGと呼ばれる突発的な整備は国内だけでなく海外にも行きますし、就航している基地以外に途中の航路に出張してエンジン交換などを行うケースもあります。AOGで出張する場合は10〜15人のチームを編成して現地へ行きますので、若い整備士も早い段階から様々な経験を積むチャンスがあると思います。

資格取得へのチャレンジは、
新しい機種に携わる楽しみを広げてくれる
整備が終わった機体の最終確認をする役割が確認主任者の資格です。確認後にログと呼ばれる航空日誌にサインをして無事飛んで行く姿を見る時にこの仕事をやっていてよかったと感じます。機体整備には機種毎の資格が必要なので新しい機種が導入されるたびに勉強が続く大変さもありますが、新しい機体に携われるというモチベーションにつながりますし、この仕事の楽しさのひとつだと思います。

ものづくりへの興味と
TVドラマに憧れて整備士の世界に
子供の頃からものづくりが好きで、高校生の時にANAを舞台にした人気のTVドラマで整備士という職業を知りました。その後進路を決める時期に高校の先生に相談して航空専門学校へ進学して今に至っています。飛行機に関するスキルは入社後に学ぶものなので、それよりも自分のモチベーションを保ち続けることが重要です。とくに機体整備は大きなものをチームで交換する作業が多くありますのでチームワークが大切です。お互いにコミュニケーションをしっかりとってチーム全体でスキルを発揮できることがこの仕事の魅力だと思います。